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伊勢角屋麦酒/三重県

三重県伊勢市の老舗餅屋がクラフトビール醸造へ挑戦。
試行錯誤しつつ、こだわり抜いて造られる
世界が認める本格派クラフトビール。

三重県伊勢市に天正3年(1575年)創業の400年以上続く茶屋「二軒茶屋餅角屋本店」があります。
その歴史ある老舗茶屋が新しい試みとしてビール醸造事業に参入しました。クラフトビールブームの時代に誕生しブームの追風もありましたが、決してその道のりは平坦なものではありませんでした。研究、品質の改良、地道な作業の連続・・・・・・その努力が実を結び、名誉ある国際ビール審査会で金賞を獲得しました。格式高い審査会で認められた本格クラフトビールは一度飲んだら虜になる味わいです。

餅屋から
「伊勢角屋麦酒」
が誕生するまで。

遡ること安土桃山時代、茶屋の裏には船を渡ってくる伊勢神宮への参拝客の船着き場がありました。当時この辺りには茶屋が2軒しかなかったことから二軒茶屋という地名になりました。参拝する旅人が立ち寄る活気溢れる人気茶屋で振る舞っていた名物の茶菓子は「二軒茶屋餅」と呼ばれるようになり、現在も「二軒茶屋餅角屋」の名物として長く親しまれています。1923年からは味噌しょう油醸造も開始し、代々暖簾を守ってきました。

1997年、21代目社長が日々の決まった仕事から新しい変化を求め、ビール醸造事業に乗り出すことを決意しました。21代目は子どもの頃から微生物に興味を持ち、大学では生物学を専攻し研究に没頭するほど。その微生物好きが高じて、味噌しょう油造りで得た発酵・醸造の知識と技術を活かし、ビール醸造事業へ足を踏み入れたのです。
世界が認めるビール造りを目標に掲げ、伊勢市の小さなブルワリ―「伊勢角屋麦酒(いせかどやビール)」の挑戦がはじまりました。

世界が認めた「ペールエール」

伊勢角屋麦酒のクラフトビールは、どれを飲もうかなとつい悩んでしまうほどバラエティ豊富で個性溢れる品揃えです。

伊勢角屋麦酒の看板商品「ペールエール」は、「伊勢ペ」として多くの方に親しまれています。柑橘系シトラスの爽やかな香りと、フレッシュ果汁を思わせるような甘い香りが口の中に広がり、クリアな苦みと軽やかな甘みが心地良い。まろやかな飲み口はビール初心者にも飲みやすくなっています。「ビール界のオスカー賞」とも呼ばれている国際ビール審査会(IBA)で金賞を受賞した“世界一の味”をぜひ味わってください。

注目したいのはベルギースタイルのホワイトエール「ヒメホワイト」。21代目社長の微生物好きが高じて生み出されたビールです。伊勢神宮別宮の近くの森から樹液を採取した野生酵母を研究し造りあげた天然酵母「KADOYA 1」を使用しています。スパイシーな香りを持つ酵母に、柚子の皮を使い爽やかな香りをさらに引き立てるため、コリアンダーの量、小麦麦芽の量を絶妙に調整しています。軽やかな飲み口の中にほのかな酸味、優しい和のスパイシー感を感じるように仕上げたひと味違うホワイトエールを楽しめます。

「伊勢から世界へ」

ビール醸造を始めた90年代は全国的にクラフトビールが急増した、まさにブームの時。当初は50社ほどだった国内ブルワリーは、ブームの波と酒税法の改定でビール醸造免許が取得しやすくなった追風もあり、一気に200社にまで増加しました。
しかし、そう順風満帆には行かず、ブームも沈静化の兆しが見え始めた頃には伊勢角屋も例外ではなく苦境の時代が訪れたのです。国内数多くあるブルワリーの中で輝くには、世界で認められる最高のビールを造らなければならない。そこからは並大抵ならぬ努力と情熱を注ぎ、見事に国際ビール審査会(IBA)で金賞を掴み取りました。

社長をはじめ、ブルワ-たちの努力と研究熱心な姿勢は目を見張るほど。その努力が実を結び、苦境を乗り越え、現在では数々の賞を獲得する世界に認められるブルワリーへと発展。また、全国各地から伊勢のお店まで足を運ぶ伊勢ビール愛好家がいるほどにまで成長しました。

「伊勢から世界へ」の挑戦。今もなお世界を見据えたビールへの熱き姿勢は、今後新しい商品となって私たちを楽しませてくれることでしょう。

生産者情報

生産事業者名
有限会社二軒茶屋餅角屋本店 伊勢角屋麦酒
生産者種別
ビール醸造
代表者名
鈴木 成宗
住所
〒516-0003 三重県伊勢市下野町564-17
電話番号
0596-63-6515
創業年
天正3年(1575年)

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