常楽酒造/熊本県
世界でも数少ない地名冠することがきるトップブランド
「球磨焼酎」を100年以上造り続ける伝統ある老舗蔵元。
こだわりの樫樽での長期貯蔵・熟成が最高の旨みに。
熊本県球磨郡は日本の三大急流のひとつである球磨川が近くにあり、その清流が流れる寒暖の差が激しい盆地では米作りが盛んで熊本県内有数の米どころ。
球磨焼酎の伝統を継承しながら時代に合った開発もすすめられている蔵元の「常楽酒造株式会社」。樫樽の長期貯蔵・熟成にこだわり仕上げる「球磨焼酎」が特長です。球磨焼酎を始め、麦、芋焼酎やリキュール造りなど幅広い商品展開も行っています。大量生産ではなく、こだわりと情熱を持ってひとつひとつ丁寧に造りあげています。
「球磨焼酎」とは
熊本県の銘柄酒として知られている「球磨焼酎」は、米のみを原料として、人吉・球磨の地下水で仕込んだもろみをその地域で蒸留し造られた焼酎のみが「球磨焼酎」と呼べます。人吉・球磨地方は豊富な水と盆地であることから稲作が盛んだったこと、気候が暖かく日本酒造りにはあまり適さなかったことから室町時代に米焼酎造りが行われ、以来約500年以上もの間その製法は磨かれ続けています。
1995(平成7)年に地理的表示の産地指定を受け、WTO(世界貿易機関)により、スコッチやバーボンなどと並んで「地名」を冠することが認められている数少ないお酒のブランドです。現在日本では「壱岐焼酎」「琉球焼酎」「薩摩焼酎」、そして「球磨焼酎」の4つのみ。日本が誇れる銘柄焼酎(蒸留酒)となります。
県内に全28蔵元が点在しており、それぞれの蔵元により、原料の米、製法の工夫で造られた球磨焼酎は味わいも様々。自分好みの「球磨焼酎」を見つけてみる旅に熊本県へ訪れてみては?
原料・品質・製法
蔵人の焼酎造りにかける想い
熊本県球磨郡錦町に大正元年創業、100年以上の歴史を持つ老舗蔵元「常楽酒造株式会社」があります。
常楽酒造の特長は、樫樽で貯蔵した「樽熟成酒」。減圧蒸留酒や常圧蒸留酒で蒸留した焼酎を更に樫樽で長期貯蔵することにより、淡い琥珀色となり、甘い香りや味わいが加わります。また長期熟成することで角がとれ、柔らかくまろやかな飲み口に仕上がり、焼酎愛好家にはもちろん、初めての方や女性でも飲みやすいのが魅力です。
錦町は米作りも盛んですが、梨や桃、メロンなどの栽培も盛んでフルーツの里とも呼ばれています。常楽酒造は球磨焼酎をはじめとする米焼酎、麦焼酎、芋焼酎を醸造している他に、地元特産のフルーツを原料に米焼酎をベースとしたリキュール造りにも取り組んでいます。原料は地元産にこだわり、品質も安心・安全第一に、造るお酒ごとに一番ベストな製法を採っています。常楽酒造の杜氏・蔵人の酒造りに対する想いが商品に伝わっています。
業界初!
馬刺しのための、
馬刺し専用の米焼酎
熊本県名産の「馬刺し」をより美味しく頂けるよう、“味”にとことんこだわって造り上げた樫樽熟成の本格米焼酎「馬花誉(うまかよ)」。熊本県菊池郡に本社を持つ馬刺し専門店「株式会社フジチク」から馬刺しにペアリングする焼酎を造りたいとの依頼を受けて共同開発をしました。
馬刺しが“華”のように食卓を彩り、その美味しさを人に勧めたくなるようにという想いと、熊本県の方言「うまかよ(美味しいよ)」の意味も込めて「馬花誉(うまかよ)」と名付けました。樫樽熟成によるフルーティーさと樫樽の芳醇な香り、柔らかくすっきりとした後味は馬刺しの旨さをさらに引き立て包み込みます。その琥珀色の輝きはまさに食卓を華やかに演出します。
焼酎本来の味わいをたのしめるストレートやロックはもちろん、地元で一番ポピュラーな飲み方のお湯割りは香りがより引き立つのでおすすめです。
業界初の馬刺しに合う、馬刺しのための専用焼酎は、全国的にも注目されています。ぜひ、こだわって造りあげた焼酎を馬刺しとともに味わってみてはいかがでしょうか。
生産者情報
- 生産事業者名
- 常楽酒造株式会社
- 生産者種別
- 焼酎・リキュール
- 代表者名
- 米来 健
- 住所
- 〒868-0302 熊本県球磨郡錦町一武2577-13
- 電話番号
- 0966-38-4371
- 創業年
- 大正元年(1912年)