松島農販合同会社 ／宮城県

良いお酒を作るには、良い原料(お米)の確保が大切になります。松島農販合同会社では、日本酒造りの要となるお米にこだわり、通常、日本酒醸造に用いられる酒米に替えて、“上品な艶、甘み、旨味”に優れた食用米である「つや姫」を活かした日本酒づくりにチャレンジしました。

米どころの宮城県東松島市は、山と海に囲まれた自然豊かな環境で高品質なお米の産地でもありますが、新たに「つや姫」を栽培することに若干の戸惑いも。地元JAの栽培指導を受けながら、豊かな環境の中、蛍も飛び交う清流を水源に作られた高品質な「つや姫」を収穫することができました。

製造は、宮城県塩竃市にて創業300年の伝統を誇る酒蔵『阿部勘酒造』にて行っております。

ゆっくりと丁寧に、愛情を込めて精米された「つや姫」を使用し、上質なお水と伝統の技から造られるお酒は、爽やかな心地よい香りの中にも、ほどよいお米の甘みと旨みが調和し、後味のキレが特長の食中酒が完成しました。

冷やしてクリアな味わいを楽しんだり、ぬる燗で深い旨みを堪能したりと、飲み方によって様々な美味しさを愉しめる逸品です。

故郷の農業の活性化・発展、今の子供達、未来の子供達にとって希望がもてる耕作地域を維持していきたい、という想いのもと、この想いを同じくする東松島市の農業者などとの共同出資で、2021年9月に松島農販合同会社が設立されました。

食用米である「つや姫」の特徴を活かした日本酒づくりにチャレンジされ、この地域における6次産業化、地域振興、活性化を目指しています。

日本酒を通して、自然豊かなこの地域を将来性のある豊かな地域へ、未来の子供たちへの希望となってほしいという生産者の想いが込められたお酒をぜひ味わってみてはいかがでしょうか。