やちや酒造/石川県
加賀藩主・前田利家公が愛した酒
創業430年以上、伝統を守り続ける
歴史と格式のある蔵元
加賀百万石城下町「金沢」で育まれた創業430年以上の歴史を持つやちや酒造。前田利家公に認められたその日本酒は名に恥じない味・香りを持ちます。
歴史を刻んできた特別な日本酒を、ぜひ特別な贈り物としていかがですか。
加賀藩の歴史とともに
歩んできた「やちや酒造」
加賀百万石で有名な石川県金沢市。北国街道に面して伝統的な風情ある酒蔵があります。
江戸時代中期に建てられたその酒蔵は、あらっぽくカンナをかけた「ちょんな削り」と言われる独特の表面仕上げ。
文化庁登録有形文化財指定の城下町・金沢らしい伝統的な外観と内部も豪快な梁組をしている商家のつくりです。
1583年 創始者・神谷内屋 仁右衛門(かみやちや じんうえもん)が殿様専用の酒造りをするため、加賀百万石の藩祖・前田利家公のお供をして、尾張の国から移住したのがやちや酒造の始まり。
1628年に「谷内屋(やちや)」の屋号、加賀の国の「加賀」と、めでたい象徴とされる「鶴」を付けて「加賀鶴」の酒銘を殿様より拝受された、創業以来430年以上の歴史と格式ある蔵元です。
「酒造りは米作りから」
やちや酒造では、地元JA金沢市・三谷支店「三谷やちや部会」所属12軒の農家との契約栽培による酒造好適米「五百万石」を使用しています。
北陸地方で特に多く栽培されている「五百万石」は、酒米の王様「山田錦」と並んで酒米の二大トップとして知られており、東の横綱「五百万石」、西の横綱「山田錦」とも広く有名です。
先に述べたように、お米の品種によって味わいが違ってくると言われており、「山田錦」から醸し出される日本酒は、芳醇旨口(甘い香り、コクがある、コメの甘み)。
「五百万石」は、淡麗辛口(程よい香り、あっさり、後ギレが良い)。
金沢は海のモノが美味しいと知られていますが、魚料理との相性はバツグン。
ぜひ、今回のお届けするグルメと一緒に楽しんでください。
「前田利家公」の名に
恥じない酒造りを
「加賀百万石」「加賀藩御用達」「前田利家公」……酒銘だけ見るとそこだけを推しているようにも思えます。
しかし、前田利家公とゆかりが深く由緒ある蔵元さんであり、かつ、400年以上も前という、酒処で有名な伊丹や灘が酒処として評価されるようになった時期よりも前から続いている老舗中の老舗の蔵元さんです。
伊達に酒銘として名乗っているわけではなく、加賀藩との深い深い繋がりがあるわけです。
この400年、変わらぬ製法を受け継ぎながらも、新しいことにもチャレンジするという精神を持って酒造りを守り続けてきたことで、金沢の人々に愛される蔵元へ成長してきたのです。
生産者情報
- 生産事業者名
- やちや酒造 株式会社
- 生産者種別
- 清酒
- 代表者名
- 神谷 昌利
- 住所
- 〒920-0818 石川県金沢市大樋町8-32
- 電話番号
- 076-252-7077
- 創業年
- 天正11年(1583年)