藤居本家/滋賀県
日本一の湖・琵琶湖の恩恵を受けて
江戸時代より伝統の技を
未来へと守り続けている
天保2年(1831年)創業の藤居本家は、新嘗祭の御神酒を宮中や全国の神社へ奉納している由緒ある酒蔵です。
恵まれた水、こだわりの米、江戸時代より受け継がれる伝統の技から造られる藤居本家の日本酒を知れば、きっと日本酒がもっと好きになるに違いありません。
国の登録有形文化財指定の
酒蔵から生まれる由緒ある酒
日本一の湖・琵琶湖を望み、緑豊かな木々や田んぼに囲まれたところに、国の登録有形文化財に指定されている総けやき造りの趣ある酒蔵・藤居本家があります。ドラマの撮影に使われるほど風情ある建物です。
総けやき造りは温度変化が少ないとのことで、酒造りにとても適しているそうです。
藤居本家を代表するお酒『旭日(キョクジツ)』は、旭日昇天という言葉が由来。
「旭日」とは、朝に昇る太陽のこと。おめでたい意味があり、「はじまりの酒」として、いろんな特別なシーンで親しまれています。
琵琶湖への恩返し
雨が降ると地下に水が溜まり、100年もの長い歳月をかけてゆっくりと自然の営みだけで濾過され、酒蔵へと運ばれてきます。
その良質な水の恵みを受けている滋賀県は米どころ、酒どころとして昔から知られています。
酒蔵では契約農家の方々含め、琵琶湖を守るために、水環境に配慮した低農薬・低肥料という“滋賀県の環境こだわり農法”を活用して環境保全に取り組んでいます。
「長年この土地で酒造りが続けられるのは、琵琶湖のおかげ。だからこそ、恩返しではないけれど、琵琶湖を守るのは使命。」
「未来に向け
日本酒を届けていきたい」
食の変化・昨今の日本酒・日本食ブーム……このような流行にも、うまく向き合っていくこと。
“温故知新”“不易流行”を理念に掲げ、日本酒という伝統的な作品を未来にも受け継いでいきたいというのが、7代目蔵元・藤居鐵也さんの想いです。
味覚・好みは人それぞれであり、好きな日本酒があると思いますが、日本酒はその土地柄をよく反映しているもの。
たまには自分のものさしから外れ、いろんな地域のお酒を飲み、お酒を求めて各地へ旅に出るというのも、たくさんの発見を得られ、新しい楽しみ方の一つになりそうです。
生産者情報
- 生産事業者名
- 藤居本家
- 生産者種別
- 清酒
- 代表者名
- 藤居 鐵也
- 住所
- 〒529-1303 滋賀県愛知郡愛荘町長野793
- 電話番号
- 0749-42-2080
- 創業年
- 天保2年(1831年)