九重雜賀／和歌山県

一世帯当たりの食酢の消費量が日本でもトップクラス、「おすしの発祥の地」といわれる和歌山県で、食酢の製造元として1908年創業。創業者の雜賀豊吉は「より良い食酢を造るのには原材料である酒かすから造るべき」という考えと「食事に合う日本酒を造りたい」という夢から、1934年日本酒の製造を開始しました。

和歌山県の そして日本の食酢文化と共に歩んで百有余年。「おすし」に使用する赤酢、共に楽しむ日本酒、食前食後に楽しむリキュール・ノンアルコールリキュールを醸しております。現在は、まだ全量に至っておりませんが地元和歌山で親戚の者を中心に酒米を栽培し、その酒米で日本酒を醸し、その酒かすで赤酢を醸す一貫造りに取組んでいます。

2021年7月には、「雑賀 純米大吟醸 山田錦」「雑賀 吟醸赤酢」「ノンアルコール 雑賀 柚 Rock’n Yuzu」でコーシャ認証を取得しました。厳格な戒律で知られるユダヤ教には豚肉やイカ・エビといった甲殻類など、口にできないものが多くあります。その一方で、和食には寿司のように、魚と酢飯だけでも極上の美味を生みだすお料理がたくさんあります。
ユダヤ教徒の方でも安心して口にしていただける九重雜賀の製品を通して、“世界中のより多くの方々に、日本食の素晴らしさをもっとお伝えしていきたい。”それが、「コーシャ認証」取得に込めた願いです。