霧氷酒造/長崎県

明治時代より焼酎を造り続けてきた長崎市の酒蔵、霧氷酒造。
自ら栽培する米やさつまいもを使用した焼酎を醸す、
外海地区に生きる蔵人。
霧氷酒造は長崎市北西部に位置し、日本の棚田百選に選ばれた中尾棚田や日本一の清流認定を受けた神浦川など、美しい海と山に囲まれた自然豊かな外海地区で醸しています。代表銘柄『軍艦島』シリーズの焼酎は、旨みが豊かでとても飲みやすいと国内外から好評です。
雲仙普賢岳の噴火による被災など、
数々の苦難を乗り越えた復興蔵
長崎県島原市で、明治時代から焼酎を造る霧氷酒造株式会社。平成3年、雲仙普賢岳噴火に伴う土石流で被災し、社屋や工場の全てを失い休業。事業再開を試みるも、当時の社長の他界などにより、一時は廃業の危機に陥りました。
しかし多くの支援を受けて、平成22年長崎市外海地区に本社と工場を建設し、焼酎造りを再開。被災から20年を経て、長崎市に唯一の酒造メーカーとして『ながさき満々』を発売することができました。
平成24年に発売した『軍艦島』は、軍艦島が世界文化遺産に正式登録されたことで霧氷酒造の代表銘柄に。他にも、長崎の特産品幻の果実「ゆうこう」の果汁を使ったリキュール『ゆうこうのお酒』、焼酎『九州魂 麦』、あま酒や梅酒を醸しています。

『軍艦島』シリーズの焼酎など、
世界が認める味わいの銘酒たち
「軍艦島」の名を冠した代表銘柄『軍艦島 麦』は、諫早産大麦を使い丁寧に醸した後、常圧蒸留と減圧蒸留の焼酎を絶妙にブレンド。焼き麦のような香ばしさと濃厚な味わいが特長です。2019年に「INTERNATIONAL TASTE INSTITUTE」優秀味覚賞を受賞しました。『軍艦島 芋』は、長崎市産の黄金千貫の芋を主に使用し、黒麹で丁寧に醸して常圧蒸留。黒麹由来の独特な深いコクと、蒸し芋のような甘味が広がります。「国際味覚審査機構」優秀味覚賞の2つ星を受賞。
『九州魂 麦』は、長崎県諫早産二条麦を原料に、かめつぼで仕込んだ麦焼酎。すっきりした甘みと香り高い麦の風味のバランスが絶妙です。「国際味覚審査機構」優秀味覚賞にて、長崎の酒では初の3つ星を受賞しています。

外海地区に生きる蔵人でありたい。
長崎市の老舗酒蔵として目指すもの
霧氷酒蔵の周辺に多くの耕作放棄地が広がっていたため、平成22年から近所の耕作放棄地を借り受け、全社員でさつまいもを栽培。さらには、さつまいも農家とも契約して芋焼酎を造り、地域おこしにつなげています。
また、一部商品のみに使用している日本の棚田百選に認定された「大中尾棚田」の米も育てている霧氷酒造。棚田米の栽培を通して、棚田の保全組合員と共に多くの人の手で棚田を守りたい、外海地区に生きる蔵人でありたいと願っているからです。
これからも長崎市の歴史ある酒蔵として、美味しいものに溢れる長崎にふさわしい焼酎造りを目指し、外海の恵みの中で精進していきます。

生産者情報
- 生産事業者名
- 霧氷酒造株式会社
- 生産者種別
- 酒類(焼酎)製造販売
- 代表者名
- 浦川 英孝
- 住所
- 〒851-2413 長崎県長崎市神浦夏井町391番地
- 電話番号
- 0959-24-1234
- 創業年
- 明治42年(1909年)