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【ワインの飲み方・楽しみ方(初級編) -マナーのおさらい- 】

「まずはビール!」の日本人にとって、ワインの飲み方・マナーは知っているようで知らない、ちょっと緊張感高まる飲み物の一つ。

けれど実はワインも他のお酒と同じように、ちょっとした知識を頭に入れておくだけで、とても美味しく楽しく飲めるものなのです。

例えば、
ワインを注いでもらうときは「グラスを持たない」を守るだけで、ワンランクアップです!!!

敷居が高いイメージを払拭すべく、ワインをより楽しむために、すぐ実践できるワインのスマートな“ 飲み方 ”をご紹介します。

 

0. 準備

最低限の身だしなみ

✓ 香水はNG
ワインは味だけでなく、香りも楽しむもの。
ワインの香りを邪魔しないように、香水はつけないか、つけるのであれば足元にさりげなく、にとどめましょう。

✓ 女性は口紅を軽くオフ
女性は誰しも経験あり?グラスにベッタリと口紅がついてしまうこと、ありますよね。
事前に軽くオフしておくと安心です。

それでもワイングラスについてしまったら、グラスの口紅を指先で軽く拭く。
指先の汚れはナプキンで拭き取りましょう。

1. サーブ

サーブされる側(注いでもらう)

✓ グラスは持ち上げない
日本酒であればお猪口、瓶ビールであればコップを持ち上げて注いでもらうのに慣れていますよね。
日本ではそれが礼儀だったりします。

しかし、今回は西洋式のワイン。
注いでもらうとき、グラスを持ち上げてはいけません。
手持ち無沙汰だからといって、フット(グラスの下部)への添え手も不要です。
ここはぐっと堪えて、グラスに注がれるのを待つのみ。忍耐です。

グラスを持ち上げない、添え手しない、ことでサーブする人が注ぎやすくなるように配慮しましょう。

 

サーブする側(注いであげる)

✓ 男性が注ぐ
レディーファーストの文化です。
女性がサーブすることはマナー違反と思われてしまいます。
多国籍の方が集う場であれば尚更、女性が率先して注ぐことは避けた方がいいでしょう。

しかし、ここは日本。
女性に注いでもらったお酒は何倍も美味しく感じる!
だなんて恥ずかしげもなく口にする男性、意外と多いですよね。

取引先や上司が男性のみのケースであれば、臨機応変に注いだ方がスマートな場合もあります。
仕事が絡むときは周りの状況やその場の雰囲気を見て。
頑なに、「女性がワインを注ぐのはマナー違反です!」と言って、場を白けさせる必要もないかと思います。

もちろん男性が気付き、配慮してくれることがベスト。
レストランであればお店の方に任せる方が安心ですね。
(手酌も控えましょう!)

✓ ボトルの持ち方
ソムリエは片手でラベルが見えるように、とてもスマートに格好よく注いでくれます。
しかし、それはプロの技。

意外とボトルはずっしり重いので、心配なときは両手でボトルを持ってしまってOK!
決して無理せず、こぼさないようにしましょう。

✓ グラスに注ぐ量
グラスの一番ふくらんでいるところか、少し下くらいまで。3分の1ほど。
ワインの飲み方“ スワリング ”でも触れますが、グラスにワインを入れすぎるとスワリングがしにくくなり、香りが楽しめなくなってしまいます。

✓ 注ぎ終わりのボトルの処理
ボトルの口からダラダラと液垂れして慌てることがないように。
注ぎ終わったら一度横にしたまま止めて、少し捻りながらボトルの口を持ち上げましょう。

念のため、ボトルの口はナプキンなどで拭き取れたらさらにgood!

2. 飲む

✓ グラスを持つ場所
基本的には、ステム(グラスの脚)の中央を、親指・人差し指・中指の3本で持ちます。
(残りの2本は軽く添える程度)

ワインにはそれぞれ飲み頃の温度があります。
レストランなどでは提供時の温度まで配慮されているので、ボウル(グラスの膨らんでいる部分)を持つことによる温度変化を避ける意味合いもあります。

しかし実はそのマナー、世界共通ではありません。
外国のレストランではボウル部分を持つ人が多い場合もあるので、海外でワインを飲む機会があれば、ぜひ文化の違いも楽しんでみてください!

 

✓ 乾杯はアイコンタクト
ワイングラスはとても繊細です。
乾杯のとき、カチンとグラスをぶつけ合う必要はありません。
軽くグラスを合わせるか、少し持ち上げてアイコンタクトで乾杯がいいですね。

✓ スワリングとは?
ワイングラスをぐるぐる回す光景、よく目にしますよね。
これは格好つけているのではなく、ちゃんと意味があります。

グラスを回すことで香りの変化や広がりを楽しめ、ワインが空気に触れることにより味に“ まろやかさ ”や“ ふくよかさ ”が出てきます。
ワインが「閉じている」とか「開いた」というのは、この変化のことを言っているのですね。

しかし、慣れていないと上手にスワリングできるか心配です。
グラスをテーブルに置いたまま回すと安定するのでおすすめです。

勢い余ってワインが同席者に飛ばないよう、右手に持つなら反時計回りに回しましょう。
自分にかかるだけなので被害が最小限におさえられます。

✓ 香りの楽しみ方 
スワリングにより、あまり香りに変化が出ないワインがある一方、まったく違う香りが感じられるワインもあるので、新しい発見があることでしょう。

1)まずは回さずにそのまま香りを確かめる
2)スワリングして香りを確かめる
3) 1)~2)の後、少し時間を置いてから香りを確かめる

 

[スワリング豆知識]
1)スワリングは回しすぎに注意!香りが飛び過ぎておいしくなくなります。

2)デカンタージュされたワインはそのままいただきましょう。すでに空気に触れている、ベストな状態になっています。

3)スパークリングワインはスワリング不要です。シュワシュワの泡がある&冷えて美味しいフレッシュな間に楽しみましょう。

✓ ごちそうさま
もうワインのおかわりがいらないときは、グラスの口に軽く手を添えればOKです。

静かなレストランで「いりません」と口に出すのはスマートではありません。

3. さいごに

細かいと感じるマナーもあるかもしれませんが、機会を重ねれば自然と慣れてくるので心配はいりません。
そして何より、マナーに縛られガチガチになるのではなく、おいしく楽しく飲めることが一番大切です。

まるで居酒屋のように、レストランで酔いすぎたり大声を出すことの方がよっぽどマナー違反です!

お酒はほどほどに、落ち着いた雰囲気を楽しみたいですね。

 

 

 

 

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